• 火曜日 , 6 12月 2016

トレーニングの効果を上げるアラキドン酸サプリメントに着目

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トレーニングを続けていると、始めたころのような筋肉痛や筋肉の成長、つまりトレーニングによる身体の反応が見られなくなってきてしまった、いわゆる停滞期に入ってしまったというのは中上級者の方ならほとんど経験があるのではないでしょうか?

米国のサイトBodybuilding.comではそのような身体の反応が得られなくなってくる理由と、アラキドン酸という成分の摂取で停滞期を打破し、トレーニングの効果を上げることが出来るのでは?という近年の研究で得た新しい可能性についての記事を載せていました!

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 アラキドン酸サプリメントの摂取でトレーニング効果の向上を狙う

以下は翻訳部分になります。


以前より昔、ハードトレーニングを行うストレングスアスリート達は手元に特定の信頼できるボトル無しでは見られませんでした。どこに彼らが行こうとも、それは彼らのジム行きのカバンの中にあり、後を付いて行き、彼らはそれが近くにあると知っている限り、不快になることはありませんでした。

それはジュースなどではなく、ホエイやクレアチンでもありませんでした。それはNSAIDs という抗炎症薬でした。

しかしそれから世紀の変わり目頃、すべてが変わります。
定期的に抗炎症薬の使用は、トレーニングに対する体の筋肉増強反応が多少閉ざされるということがいくつかの研究で確定されたのです。

私達の体は成長するために、実際にトレーニングによる炎症は必要なものの一つということが明白になりました。それ無しでは、私達の除脂肪体重(筋肉)を増加させる要因を少なくしてしまいます。

それではもし意図的にに、筋肉増加へと導くタイプの「炎症を誘発させる方法」があったとしたら? あなたの成長が停滞してしまい、どうしようもできない時にはそれは理想的と言えるかもしれません。

そんな炎症を誘発させるサプリメントがあります。それはアラキドン酸 (ARAやAA)と呼ばれていて、現代のアスリートの栄養的兵器の中で、有力な新しいツールになる大きな可能性があることが研究で示されています。

アラキドン酸とは何か?

基本的に、アラキドン酸(以下ARA)は筋肉組織の炎症に関与する主要な脂肪酸です。このオメガ6系脂肪酸でもあるARAは私達の筋肉の細胞膜にあります。ウエイトリフティングによってあなたの筋肉が損傷した時、特定の酵素は患部に群がりそしてARAをこの筋肉の細胞膜から解放します。

これが起きる時、開放されたARAは分解されて炎症とトレーニングの後に感じる痛みをもっと直接的に起こす、プロスタグランジンと呼ばれる小さな局所的なホルモンを作るのに利用されます。

それは否定的に聞こえるかもしれませんが、一方で、これらの炎症性物質はまた筋肉の中で体の修復反応を合図します。その上それらは筋肉細胞内で、核の量を増やすことで重要な役割をし、筋タンパク合成を促進します。

このARAの分解作用は、抗炎症薬を飲む時にも起こります。しかし、たとえあなたが抗炎症薬を飲んでないとしても、ウエイトトレーニングを続けていくことにより、筋肉内でARAのレベルは徐々に枯渇していってしまいます。ARA無しでは、新しい筋肉組織を作るために必要な炎症がほとんど失われてしまうのです。

この理由のため、低いARAレベルがレジスタンストレーニング(筋トレ)において『停滞期』の原因になっている主要な要因に一つであると、一部の研究者は理論を立てています。

ARA(アラキドン酸)は身体のどこで生成されているのか?

人間の体は、肝臓のリノール酸からARAを合成することが出来るので、アラキドン酸は必須脂肪酸(体内で生成できないので食べ物から摂取しなくてはいけない脂肪酸のこと)とはみなされません。

そして単にあなたがヘルシーな脂肪分や油分を食べて、ARAのもとになるリノール酸の摂取量を増やすことは、ARAのレベルを予想通りに改善しません。鶏肉、卵、牛肉や魚などの食糧源からいくらかのARAを得られる一方で、以下の研究ではこの点以上の利益があることを示しました。

先日、タンパ大学の私の同僚は※二重盲検、8週間の調査でARAの継続摂取をテストしました。掴んだものはこれです。ARAの影響への他の研究とは違う、トレーニングプログラムの強度を段階的高めていかなかったのです。

※二十盲検とは、サプリメントや薬を飲んだことによる思い込み効果(プラセボ効果)を無くすため、サプリメントを与えるものにも、与えられる被験者にもどちらが偽薬でどちらが本物かをわからないようにして研究を進める方法のこと。

しばしば、人々は強度を高めていかないトレーニングの研究実験は、乏しい研究のサインだとみなします。しかしこの場合、それは意図的でした。ARAへの他の研究は段階的に強度を高めていくプログラムを使用しました。しかし私達はトレーニングにおける停滞期を強調して調べたかったので、あえてそのようなことはしませんでした。

それで何がわかったかというと、 ARAを補っているグループは、8週間のトレーニングの後プラセボ(偽薬)群より著しく大きくなった筋肉、筋力を見せました。ARA補給はトレーニングの刺激への慣れを防ぐということが見え、成長を誘発する炎症を従来のレベルを超えて続かせるという事がわかりました。
ARAは以下の3つのタイプのアスリート達に最も有益である可能性が高いと思われます。
⦁ トレーニング強度を高めても停滞期を押しのけるのに悪戦苦闘した経験のあるアスリート達

⦁ 与える日にパフォーマンスを最大限にするために”tapering periods”(競技の当日にパフォーマンスを発揮するため、競技当日の前に運動やトレーニングを緩めていく期間のこと)を活用し、tapering periodsに至るまでに出来た筋肉を失いたくないパワーリフターのようなアスリート達

⦁ パフォーマンスと筋肉の成長のために、更なる促進を求める非常によく鍛えられた個人達

ARAの摂取量と、他のサプリメントとの組み合わせ

ごく最近の研究に基づくと、1日につき1.5gのARAがパフォーマンスと身体組成を改善するのに効果的だと見られます。以前の調査では1日1,0gを使用していたのですが、同様の効果を証明することが出来なかったので、この微妙な差にも注意が必要です。

多くのARAサプリメントは一回量250ミリグラムしか提供しないので、その研究結果に基づいて摂取量を上げることを検討してみて下さい。

今のところ、ARAの他のサプリメントととの相互作用について調べた研究はあまりありません。しかし回復を促進させるHBAやBCAAのようなサプリメントと組み合わせることは、ARAでより大きな筋肉の損傷の反応を誘発出来るということと、BCAAやHMBで損傷を受けた筋肉の組織を再生する能力を高められるという2つの利点を得られる可能性があります。

ARAにより炎症を強めても大丈夫なのか?

ARAは炎症誘発性であると思われる一方で、補給はトレーニングの間と後にだけこの効果をもたらすようです。面白いことに、ARAの摂取は安静時の炎症の減少と実は関連付けられています。さらにまた、研究では50日間1日につき1.5グラムのARAを消費することに、大きな否定的健康結果は少しも見られませんでした。

しかし、もしあなたに炎症によってさらに悪化するかもしれない既存のコンディションや怪我があるのなら、ARAを避けた方が良いかもしれません。

ARA補給でもっと激しい遅延性発症筋肉痛があるという逸話的な報告もいくつかありました。もし痛みがあまりにも激しくなったり、無関係の怪我があるのならARAを辞めるのが賢明です。

最終的な結論

ARAの運動能力の向上因子を確かめるため、より多くの研究が実行される必要がありますが、これまでの研究は、トレーニングに対してあなたの体の自然な反応を最大限にし、停滞を突破しあなたがジムで行うハードワークを最大限に生かすための効果的な方法かもしれないことを示しています。


アラキドン酸含有のサプリメントが新しい武器になるか

最近の研究でわかったこのアラキドン酸(ARA)の効果はなかなか興味深いですよね。

筋肉の成長因子の「炎症」にアプローチする、このアラキドン酸サプリメントが新たなエルゴジェニックエイド(運動量やパフォーマンスの向上のサポート)になり得たら、身体作りの新たな可能性として広がっていくかもしれませんね!

こちらはBodybilding.comに載せられていたアラキドン酸が含まれているテストステロンブースターです。

なかなか悪そうなパッケージしてますね笑

アイキャッチ画像出典:amazon

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