• 土曜日 , 10 12月 2016

腹筋運動は腰痛を悪化させるのか?改善するのか?

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こんにちは!フィットネスジャンキーです!

今日はタイトルにあるように腹筋運動は腰に悪いのか?良いのか?ということについて書いてみたいと思います!

トレーニングの情報を日頃良くチェックされている方であれば、腹筋運動は逆に腰痛を招くといった様な情報を目にしたことがあるかもしれませんね。

そういった情報のほとんどは、腹筋運動をすることで腰椎(腰の骨)に負担がかかる、腰椎にかけられる負担というのはある程度決まっていて、腹筋運動を行うことで腰椎を無駄遣いし、脊椎の変性を早めることになってしまうといった類のものだと思います。

大体のトレーニングやフィットネスの情報は、実際に何かしらの研究結果に基づいて発信されているものが多いと思うので、もちろんデタラメというわけではないのですが、行われた実験の内容が本当に正しいと言えるのか?というところにも着目する必要があると言えます。

例えばこの腰椎の、負荷に耐えられる負担はある程度決まっているという類の有力なエビデンス(科学的根拠)として、人間の腰椎と類似性の高い、“豚の死骸の頚椎”に腹筋運動と同じ脊椎の屈曲という動きをさせることが出来る機械を取り付けた方法を行った実験があるようです。

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人間の腰椎と類似性の高い豚の死骸の頸椎を用いた実験とは?

この実験では何千、何万回と断続的に負荷を与えていった結果、(機械を使って豚の死骸から取り出した頚椎に何千、何万回腹筋と同じ動きをさせた)ほとんどの豚の頚椎にヘルニアが見られたということです。

しかし言ってもこれは豚の頚椎、しかも死骸から取り外された頚椎から得られた研究結果で、いくら人間の腰椎と豚の頚椎の類似性が高いからといって生きた人間にそのまま当てはめるのは無理があるといえるのではないでしょうか?

この研究結果の盲点とは?

まず休憩なしでそれだけ腹筋を繰り返すという状況はありえないし、何より豚の死骸から取り出した頚椎なので、周りの筋肉の組織による影響というのはこの実験では考慮されていないということになります。

筋肉の組織による影響というのは、与えられたストレスに加えて脊椎を支持する筋肉のスティフネス(剛性)が高まる効果(そのスティフネスが将来的な脊椎の変性に抵抗するのに役立つ)が無視されているということになるし、椎骨と椎間板自体も漸進的な運動により強度が増すということはわかっているので、それも死骸を使っているという点で無視してしまっているということになります。

それに加え豚の頚椎は、人間の腰椎に比べ、絶対的な可動域が狭いという点もあり、この実験ではそのまま人間の腹筋運動が腰痛を招く、腰椎に負担を同じようにかけて変性を早めてしまうというということは言い難いと言えるでしょう。

腹筋運動を行うことによってもたらされる「腰」へのメリットとは?

逆に腹筋運動を行うメリットで言うと、このようなエクササイズを行うことによって、椎間板の液体の流入と流出、いわゆる椎間板のポンプ作用が起きます。このポンプ作用は脊髄組織にとって、栄養が行き渡りやすくなることから、椎間板の退行変性の根本原因である、栄養状態の悪化を防ぐという効果があります。

さらに、腹筋運動は脊椎の機能的な柔軟性を高めるのに役立つということもわかっています。(脊椎の柔軟性不足は腰痛の発症リスクを増加させる)実際に腹筋運動(脊椎の屈曲と伸展)が腰痛の軽減に有益に働いたという研究結果もあるようです。

なので基本的には腹筋運動は、腰痛の予防や軽減に有益に働いてくれると判断するのは、必ずしも断言出来るものでありませんが、妥当ではないかと考えられると思います。

ただ上体を丸める動きが禁忌とされる椎間板ヘルニアを既に発症してしまっていて、痛みが残っているという方は腹筋運動はもちろん良くないですし、普段から腰痛がある方も、腹筋運動を行うことで腰の具合が逆に悪くなっていないかということを注意深く確認しながらおこなっていくのが良いでしょう!

以前の記事で書いた、トレーニング七つの原則で言うところの個別性の原則で、ある人に有効なトレーニングが他の人にもそっくりそのまま有効とは限らないということですね。

しかし繰り返しになりますが、“基本的には”腹筋運動は腰痛予防や改善に有効であると考えて良いもの!というのが結論になります!

それではフィットネスジャンキーでした!

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