• 火曜日 , 23 5月 2017

UFCのスター、コナーマクレガーのトレーニング方法とは?

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こんにちは!フィットネスジャンキーです!

昨年、日本ではラグビー日本代表のワールドカップでの活躍により、五郎丸選手が一気に世間で注目を浴びる存在となった一方で、実は総合格闘技の世界でも、これまでにかつてないぐらい注目を集める存在となった選手がいます。

『コナー・マクレガー』。アイルランド出身の28歳のフェザー級(65.8kg以下)王者です。

“THE NOTORIOUS”(悪名高い)の異名を持つこの選手は、2013年、UFCという世界最高のアメリカの総合格闘技団体にローカル団体の王者として鳴り物入りでデビューを果たし、圧倒的な実力で次々にKO勝利を重ね、2015年の12月にはパウンド・フォー・パウンド(全階級の選手が同じ体格と仮定した場合、1番強いのではないかと評される選手のこと)と呼ばれ、10年間無敗の王者であったジョゼアルドを僅か1R、13秒で完璧なカウンターを当ててKOするという離れ業をやってのけてしまいます。

つい数年前までは、生活保護を受給しなければいけないほど生活に困窮していたマクレガーですが、今ではラスベガスにプールとエレベーター付きの邸宅を構え、高級車を何台も所有しているという絵に描いた様なアメリカンドリームを実現し、母国アイルランドでも2015年に「最もGoogleで検索されたアスリート」で1位、「最も検索された人物で2位」となるなど、国内でその名を知らぬものなどいないというくらいのスターになっています。

(ジョゼ・アルド戦入場時のコナー・マクレガー)

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Conor McGregor Officialさん(@thenotoriousmma)が投稿した写真 –


(試合前日の公開計量ではアイルランドから1万人を超えるファンがラスベガスへ集まる)

The new and improved Mac Mansion! #SinCity #TheChampIsHere

Conor McGregor Officialさん(@thenotoriousmma)が投稿した写真 –

(コナー・マクレガーのラスベガスの豪邸)

出典:Ultimate Fighthing Championship

(2015年の7月の大会で王者のジョゼ・アルドが直前の怪我で欠場になり、急遽暫定王者の座をかけてトップコンテンダーのチャド・メンデスと対戦することになった時のハイライト動画)

“NOTORIOUS”(悪名高い)の異名通り、言動や派手なパフォーマンスでも注目を集め続け、それに伴う有言実行を繰り返すことで、瞬く間にUFCの歴史上でも最高といっても過言ではないくらいのスター選手へと上り詰めたマクレガーは、ジョゼ・アルドをKOした直後のオクタゴン上の勝利者インタビューでも印象的なセリフを残しています。

「ジョゼ・アルドのスピードとパワーは確かに凄かった。だが精度がパワーを上回り、タイミングがスピードを上回るんだ。」

試合が終わったまさに直後のオクタゴン上でのインタビューにも関わらず、雄弁にその勝因を説明しているマクレガーを見た時に、この選手は自分の中で総合格闘技というスポーツにおいて何か自分なりの哲学を持っていて、それを確立しているような選手なのではないか?ということを考えたのを覚えています。

この特別な存在となった選手は、トレーニングに対してどのような考えを持ち、どのようなことを考えているのか?

米国のサイト、bodybuilding.comではコナー・マクレガーのトレーニング、コンディショニングにおける考え方や、トレーニング方法などが本人の語り口と共に語られていました。

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コナーマクレガーのトレーニング方法とは??

以下は翻訳部分になります。


トレーニングの底上げをするために、UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)のスター、フェザー級チャンピオンのコナー・マクレガーのトレーニングに注目してみました。

UFCのケージに上がれるのはただの人ではなく武器となる人間だけです。UFCは総合格闘技(MMA)アスリートのエリートが自らを試す場所であり、そして145パウンド級のチャンピオンであるコナー・マクレガーはそれらエリートの中でもさらに突出した選手です。

最近BSN(アメリカで最も有名なプロテインメーカーの一つ)がスポンサーとなることを表明した、マクレガーには何か特別なものがあります。

総合格闘技界では彼が触れるもの全てが金に変わるような独特のオーラを持っています。ジムでのアーノルド・シュワルツェネッガーや、あるいはバスケットボールコート上のマイケル・ジョーダンを思わせるエネルギーがあります。

ほとんどの場合、マクレガーはパンチで試合を制します。通常、試合は相手選手が倒れることで終わりを告げ、マクレガーは多額の小切手を手にしてリングを去ります。総合格闘技のエリートリーグである、UFCでのファイティングスタイルや試合結果のみならず、マクレガーはその言動でもスポットライトを集めてきました。しかし彼は今までのところ、何を言おうと必ずそれを実現してきました。「ただノックアウトするのではなくて、ラウンドを選んでそうしている。」と彼は言います。

そしてマクレガーはUFCフェザー級のタイトルをかけたラスベガスでの試合で、総合格闘技の歴史でも最も強力なチャンピオンであったジョゼ・アルドに圧勝したのです。KOにかかった時間はたったの13秒でした。試合前、マクレガーはアルドをファーストコンタクトで倒すと予言していましたが、それを実現したわけです。

この決定的かつ衝撃的な勝利で、マクレガーはそのパンチと大口以上の選手である事が明らかとなったのでした。彼の動きは総合格闘技界のどの選手とも異なります。彼はチーターのような敏捷性、毒蛇のようなスピード、そして雄牛のようなパワーを兼ね備えた身体を作り上げてきました。

マクレガーのトレーニングの原則はあなたが想像するものとは異なっているかもしれません。彼は筋肉がボロボロになるまでウェイトトレーニングを行ったりはしません。彼の成功は、自分自身の身体の声を聞き、そしてその時、体が必要としていると感じること行うことで作り上げられてきました。他選手とは異なり、彼の生活は厳しいトレーニングプログラムとは無縁なのです。

「朝起きると水を飲み、ストレッチをして体を緩め、そうして1日の活動を始める。」と彼は説明します。「その時々の気分に合わせてジムに行ったり、テコンドー、柔術、ヨガやカポエイラのクラスに行ったり、時にはボクシングをすることもある。多様性を持たせるのが一番だ。自分にはハードなウエイトトレーニングは向いていない。」

マクレガーのアプローチは実際効果的であることが示されています。

 

色々な“動き”を取り入れる

UFCの観客席をアイルランド国旗の3色に染める前、マクレガーはダブリン近郊のワーキングクラス家庭に育ちました。1930年代に創設された由緒あるクラムリン・ボクシングクラブに12歳で加入したその時から、彼の格闘技人生が始まりました。その後彼はSBGアイルランドのジョン・カヴァナーヘッドコーチの下で更に技術を磨きます。カヴァナー氏はチーム・マクレガーの中心的な役割を担うことになります。

マクレガーの革新的な取り組みはUFCの他の選手にも影響を及ぼし、彼らにトレーニング方法を再考させるきっかけともなりました。「総合格闘技がウェイトリフティングとスパーリングに重点を置きすぎていると感じていた。自分はそうしたトレーニングには関心がなかったんだ。身体を左右に動かすのは脳なのだから、そのようなトレーニングを行わなければならない。」と彼は話します。

「総合格闘技は、ヘビーリフティングやスパーリングだけではない。身体が自由にフレキシブルに、バランスをもって動くこと、これが格闘技の基本だ。人間のあらゆる身体の動きをマスターすることを心掛けてきた。正直、動きのマスターという面ではまだ白帯だと考えているが、勝負はまだ始まったばかりだ。一つのスタイルのトレーニングに執着することなく、あらゆる面からのトレーニングを行うべきだと思う。どんなトレーニングを取り入れることにもオープンでいる。」

マクレガーは世界タイトル戦への準備としてムーブメントコーチ、イド・ポータル氏を招きました。27歳のマクレガーはポータル氏の哲学をすべて吸収し、そして現在もポータル氏とともにタイミング、敏捷性、パワーを向上させるための様々なテクニックを活用しています。

「コナーは流動性、リズムとアングルをケージに持ち込みました。これらは型破りなもので、それによって異なる姿勢をとり、届かないはずのところにも届き、そして予測不可能な場所にテレポートするような動きも可能にしたのです。彼は選手としては非常に誤解されています。多くの人々は彼の高度なノックアウト技術を賞賛しますが、見えないけれど大事なことを見逃しています。直接的には見えない技術のおかげで彼はよりパワフルで強力になったのだと私は考えています」とポータル氏は話します。

「今、コナー・マクレガーは総合格闘技界の動きの革新を主導しています。彼が非常に多様な動きを持ち込んだことで、純粋な筋肉層やストレングス、強靭なスタミナといったことへの注目度は下がりました。こうしたことは実際、時に無駄でしかないのです。コナーは新しい事を探求していくことに非常に積極的で、そして素早く学んだことを生かす能力があります」

 

ポータル氏はその動きの哲学を、総合格闘技のトレーニングに適用し、現在、総合格闘技界で変化しつつあるトレーニング方法の第一人者です。彼はイスラエルの元軍人で、洞察力を持った格闘技選手でもあります。「総合格闘技は動き、強度と知性が衝突する競技です。適切な場所への適切なコンタクトは、必ずしも非常に強力でなくともよいのです。弱い強度でありながら破壊的な効果をもたらすこともできるのです」

「マウスピースを噛み切るほどの強力なパンチで、スパーリングでも強烈に殴りあう別のアプローチもあります。こうした方法では、どれだけの力を発揮できるかということのみに注力するため、身体の故障を招きがちです。コナーの成功は彼が取り入れる、ショーマンシップ、哲学、マーシャルアーツ、動きといった重層的なアプローチにあると考えています。彼の動きには非常に強靭な柔らかさがあるのです」

強靭さと柔らかさという言葉は対局にあるものと捉えられがちです。しかしマクレガーの人を魅了する強さの真の秘密はそこにあるのです。

(補足:イド・ポータル氏によるマクレガーのトレーニングを載せておきますね)

コナー・マクレガーが取り組む特殊なトレーニング方法

ファイターの栄養

ファイターの健康を保つには、特に軽量級においては食事が最も重要な要素となります。極めてエネルギー消費の多いライフスタイルにおいて、食事は燃料そのものです。そして格闘技はフィットネス同様、単なるキャンプ中の6週間や、夏までの3ヶ月のダイエットではなく、生き方そのものとなります。意味のある結果を得るには、1年を通した献身が求められます。

マクレガーは事実、献身的な生活を送っています。「俺はいつも良質の食事を摂っている。次の試合までの期間によっては、幾つかのものを食べないようにすることもある。食べ過ぎることはない。水とココナッツウォーターが好きで、エナジードリンクは絶対に飲まない。質の良い肉を食べ、水分補給を十分に行っている。」と彼は話します。


次戦はUFC初のNY大会でエディ・アルバレスとのライト級タイトルマッチ!


マクレガーの次戦は11月12日のUFC205大会、ライト級王者のエディ・アルバレスとのタイトルマッチが決定しています。この大会はUFCにとって長年、念願としていたNYマジソンスクエアガーデンに初進出となる記念大会でもあり、(今までは法律によりNYでのMMAの大会が許されていなかったが、今年の4月に承認が得られた)今まで以上に注目を浴びるであろうことは間違いありません。

マクレガーは8月20日にネイト・ディアスとUFC史上に残る壮絶な死闘を終え、わずか3ヶ月未満でこの試合に挑むことになるので、疲労やダメージの蓄積なども心配されます。

しかし、もしこの大舞台でマクレガーがアルバレスをKOしたとなれば、UFCとマクレガーの全米、世界での認知度は加速度的に広まっていく可能性があると言えるでしょう。

これからのUFC、そしてマクレガーがどうなっていくのか、本当に楽しみですね!

それではフィットネスジャンキーでした!

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