• 土曜日 , 26 5月 2018

自走式トレッドミル(ランニングマシン)の効果とは?おすすめのメーカー&製品!

自走式トレッドミル

出典:technogym.com

こんにちは!フィットネスジャンキーです!

トレーニングのマシンやツールというのは、毎年のように新しいモデルや製品がラインナップされていますが、近年ではよりファンクショナル(機能的の意味)というか、実際の動作に近い動きの中で、身体を鍛えたりパフォーマンスアップを目的とするようなマシンやツールが増えてきている傾向にあると思います。

タイトルに挙げている、『自走式トレッドミル』もその一つです。

今回の記事では、個人的にも今注目している『自走式トレッドミル』が一体どういったものなのか、普通の電動式トレッドミルとはどのような効果の違いや用途が期待できるのか?ということについて述べていき、最後にオススメの自走式トレッドミルの機種も紹介してみたいと思います!

スポンサーリンク

自走式トレッドミルの効果、またその使い方や用途について

自走式トレッドミルは、2015年に初めて日本でも導入された、かなり新しい部類に入るマシンですが、昨年辺りから急速に総合型フィットネスクラブや小型のジムなどでも、普通の電動式トレッドミルに加えて取り入れるところが増えてきているマシンです。

『自走式』と聞くと、何だか逆に原始的な印象を感じなくもないかもしれませんが、実際にマシンを可動させている様子をみると、主観ですが意外にも結構格好良く見えます。笑

 

自走式トレッドミルを使った全力ダッシュがすごい!笑

こちらは米国のWoodway社による、『Curve』(カーブ)という製品名の自走式トレッドミルです。

こうして実際に走っている様子をみると、かなり走行面が滑らかに動いている様子がわかりますよね。

最新式の自走式トレッドミルは、各マシンメーカーからここ数年リリースが続いていますが、いずれもこのように少し湾曲したような形をしているのが“ミソ”で、このように設計されていることで、走路面に足が接地した時にトレッドミルベルトが重力の助けを借りて、自然に回転していきやすいように計算された造りになっているんですね。

そして動画をみると、前面に普通の電動式トレッドミルと同様、ディスプレイが付いているのが確認できますが、こちらのディスプレイでは、自分の走っている速度も計測され映し出されるようになっています。

「自分のダッシュ時の速度は一体時速何kmぐらいなのか?」というのを走りながらリアルタイムで確認することができますし、またそのダッシュ時の最高速度を更新することを目的として走り込むことで、フィジカルや身体能力を強化する、といったトレーニング方法にも取り組むことができたりと、メニューやプログラムの幅も広げることができそうですよね。

ダッシュという動作は、全身を連動させて極めて高いパワー発揮を必要とする動きであり、特にピークスピードに乗る前の加速局面(短距離走選手でピークスピードに到達するのは約50m付近でその前が加速局面になります)は、全身の高いパワー発揮が必要になるので、この高いパワー発揮が必要となる加速の動きも自走式トレッドミルで再現できるというのは大きな利点であると言えるでしょう。

ちなみに、未発表資料にはなりますが、順天堂大学院のスポーツ健康科学研究科が行なった実験によると、上の動画と同じ機種の自走式トレッドミルにて、短距離走選手らにスプリント走を行なってもらった際の最高スピードと、屋外の50m、または100mを短距離走選手らに全力疾走を行ってもらった際のタイムとの間に、統計的に有意な相関関係があり、屋外のスプリント走が速い人ほど自走式トレッドミルでのスプリント走も速い傾向にあったとのことです。

(コーチングクリニック 2016年 08 月号参照)

つまり、外でのダッシュが速い人は自走式トレッドミルでのダッシュも速いということですね。

新たな研究の続報も待ちたいところですが、こういったことを踏まえると自走式トレッドミルでのダッシュは、屋外での実際のダッシュの再現性も極めて高いと言えるのではないでしょうか。

このような自走式トレッドミルが出てくる前は、主に『パワーマックスV』というエアロバイク式のエルゴメーターで、全力でペダルを漕いで最大無酸素パワーを計測したり高めたりするのが指導者やトレーナーの間でも主流でしたが、立位の状態で四肢全てを連動させ、多くの競技にとって実動作に近いと言えるこちらの自走式トレッドミルの方が、鍛えた最大無酸素パワーを競技に転移できる能力がより高いかもしれません。

 

実際に自走式トレッドミルで走ってみて

自走式トレッドミルは、もちろん用途としてダッシュだけではなく、ゆっくり走るジョギングとしても活用することができます。

僕も実際に30分間ほど、ジョギング程度に自走式トレッドミルで走ったことがあるのですが、いつも走っている電動式トレッドミルよりも、下半身の筋肉を使っている疲労感があり、電動式トレッドミルで走っても30分間程度ではいつも筋肉痛にはならないのですが、自走式トレッドミルで走った翌日は、脚が若干筋肉痛になったことを覚えています。

前面のディスプレイには、走行速度以外にも【走行時間、走行距離、心拍数(心拍計測機の装着時のみ表示)】が映し出されるので、こちらでジョギングで走る祭の時間や距離を電動式と同じように確認することができます。

ただ最初は少しバランスを取りづらいので、(特にダッシュ時)慣れるまでは違和感を感じるかと思います。

 

自走式トレッドミルには様々なタイプのものも!

前述したように、自走式トレッドミルは各社からリリースされていて、様々なタイプのものがあります。

例えば、下記のジョンソンヘルステック社製の自走式トレッドミル『S-drive』(エスドライブ)は、2016年に“グッドデザイン賞”を受賞したマシンでもあるのですが、先ほど動画で紹介したものと少しタイプが異なるものになります。

 

ジョンソンヘルステック社製・自走式トレッドミル『S-drive』(エスドライブ)

こちらは、最初に動画で紹介した自走式トレッドミル『Curve』とは違い、湾曲した形はしておらず、走路面は坂道になっています。

左右にはレバーが付いており、右のレバーを調節すると“パラシュートラン”を行っている時のように、自分の走るスピードが速くなればなるほど走路面のベルトに負荷がかかって重くなり、回転しにくくなるので、一歩一歩の蹴り出しをより強める必要があります。そしてその負荷の調節は、11段階式に分かれています。

反対の左のレバーでは、自分の走るスピードに関係なく、負荷を強めることができるもので、中腰になって下方のバーを掴みながら走ると、アメリカンフットボールの選手などがフィジカルトレーニングでよく行うような『スレッドプッシュ系のトレーニング』(下の画像のトレーニング)を再現した動きを行うことが可能で、こちらも8段階の負荷調節ができます。

スレッドプッシュトレーニング

『S-drive』自走式トレッドミルも色々なトレーニングができる、非常に面白い仕様になっていますよね。

ただ、最初に紹介したWoodway社製の『Curve』では平地で走ることを再現するように造られた自走式トレッドミルですが、こちらのS-ドライブは7°の傾斜があり、その傾斜を変えることはできないので、その部分は選ぶ人によって好みが分かれそうですね。

値段もCurveは126万円もしますが、S-ドライブは60万円と業務用トレッドミルにしては割と安い値段になっています。(電動式の業務用トレッドミルは高い製品だと250万円くらいするので、それを考えると両方とも安いと言えますが…)

しかし、傾斜が付いているタイプの自走式トレッドミルというのは、家庭用としても最近ではなくもっと以前からあったので(さすがに造りはこのS-driveよりもかなりチープですが)、湾曲したタイプの造りになっているタイプの方が、個人的にはより“最新感”があるなというようにも感じますね。

ちなみにテクノジム社製の『Skill mill』(スキルミル)という自走式トレッドミルでは、レバーで走路面ベルトの負荷を調節して、下方のバーを掴んで走るスレッドプッシュ系のトレーニングも出来て、なおかつ傾斜の仕様ではなく、『Woodway』のように湾曲したタイプの造りになっているので、両方の良い面を兼ね備えているマシンとも言えそうです。

 

テクノジム社製・自走式トレッドミル『Skillmill』(スキルミル)

Woodwayと実際に走り比べてみないとわかりませんが、機能的にみて、このテクノジムのSkillmillが自走式の中でもオススメできると思います。値段も116万円(前面にディスプレイ付きのタイプ)と、普通のトレッドミルの値段と比べればですが安価です。

こちらの動画にもありますが、こういった全力で、そして速い動きで身体の動きを反復できるダッシュのような動作というのは、『タバタ式トレーニング』などのHIIT(高強度インターバルトレーニング)にも活用がしやすいですよね。

関連記事:HIITトレーニングで得られる7つの効果

実際のダッシュを室内で行うことは、なかなかスペースの問題で難しいものがありますが、これならばスペースを必要とせずダッシュを行えるので、室内の様々な器具とダッシュ動作をインターバルトレーニングに絡めることができます。

その代わり、めちゃくちゃキツい地獄のようなトレーニングメニューが出来上がりそうですが。笑

また、実際のダッシュでは、走者が全力で走りながら指導者のフォーム矯正のアドバイスや指示を聞くということは難しいですが、このように走者がその場から移動しないこの自走式トレッドミルであれば、容易にそのアドバイスや指示を走りながらにして耳に入れることができますよね。

上手くトレーニングメニューとして使いこなせば、アスリートのパフォーマンスアップや、一般の人でも体力を強化する上での強い味方となってくれる可能性のある、この自走式トレッドミルは今後電動式に追加する形で設置するジムも増えてくるのではないかと思います。

電源やコードが必要ないので、どこにでも設置できるというメリットもありますしね。

今後の自走式トレッドミルの広がりに注目していきたいと思います!

それではフィットネスジャンキーでした!

関連記事:トレッドミルでのジョギングの長所と外ランニングとの違い

スポンサードリンク